お知らせ
大野城市音楽教室 音楽療法について
音楽教室polonの「音楽療法」
音楽療法とは「音楽のもつ生理的、心理的、社会的動きを用いて、心身の障がいの回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」とされています (日本音楽療法学会)
教室での楽器レッスンでは
音楽の力を伸ばすことそのものを目的としておりますが、
◆音楽療法では
音楽の力を使って、気持ちの安定や心身機能の向上、他者とのコミュニケーションを楽しむことを重視し、対象の方のニーズに合わせて音楽を使用します。音楽療法士が一人ひとりに合ったオーダーメイドの音楽活動を行い、目標・目的の実現に向けて取り組んでいきます。
目的としては・・・
・情緒の安定
・成功体験による自己肯定感の維持
・コミュニケーションを図る
・心身機能回復・維持の為のトレーニング
など対象者の方によって様々です
音楽療法の対象の分野として言われているのが、児童(発達障がい等)、成人(精神科)、高齢者と言われており、現在polonの音楽療法士は児童、高齢者領域において教室や放課後等デイサービス、地域公民館等で音楽療法を行なっております。
音楽療法で行う「楽器活動」
楽器の持つ性質を活かし、手・指・腕・肩・全身の動きへ働きかける運動機能のトレーニングになったり、他者とのコミュニケーションのツールとしての役割を持っています。互いに合わせようとすることで、阿吽の呼吸のような非言語的なコニュニケーションを行うことが出来ます。
言葉で説明しなくても、音楽を使うことによって「はじまり」「おわり」がわかり、音楽に合わせることや順番を待つことなど社会的な能力を身に付けることができます。音楽療法ではそんな非言語的なコミュニケーションを自然と身に付けることができる場面がたくさんあるのです。
「歌唱」ではなかなか発声・発語がうまくいかないお子様でも歌や楽器の音を聴くことで刺激となり、発声や発語を促すきっかけになると考えられています。人前での発言が苦手でもメロディや音楽の中では自然と言葉が出るということも可能になります。
高齢者の方では口腔機能の向上や心肺機能の向上・脳血流アップなどの様々な効果を得られると言われております。一人ではなく他者と歌うことで人々とのコミュニケーションを図ることが出来ます。コミュニティの重要性が問われている現代では音楽は人と人を繋ぐツールになり得ると考えられます。
何よりも音楽は情動に直接働きかけることで、「やってみよう」のきっかけを作ることができ、様々な療育やリハビリの中にも取り入れられております。音楽があることで「継続する」ことが期待できます。
リトミック教室にて走り回っているだけでなかなか活動に参加できない。。。というお子様は音楽教室polonの「音楽療法」を体験してみませんか?
走っていることにはそれぞれに理由があって、お子様の求めている刺激(感覚)を探すことで、落ち着くことができるということがあります。そういった点にアプローチする「感覚統合的な要素」を取り入れた音楽療法を行なっております。
また音楽療法を受けてすぐに効果が出るというものではありません。長期的にみていくことで様々な気づきがあり、生活習慣に反映させることができるなどリハビリ的な感覚で考えていただきたいと思います。療育、トレーニングをする!というよりは、音楽で遊んでいる中で自然と変化が見られていくものです。オーダーメイドの音楽活動である音楽療法の時間の中ではそれぞれが「楽しかった」「満たされた」「スッキリした」のような満足感・充実感が得られるように心がけています。
学会認定音楽療法士 野口好美
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